激坂ウルトラマラソン【レース編】
【組長編】の続き、今回はパパの【レース編】だよ♪
ブログを書くの、ここからは走った本人にバトンタッチ。
【組長編】とは反対に笑うところがないのは勘弁してあげてね。
【コース紹介】
1周10キロの周回コース
山越えが2か所
50キロの部に出場しました(他に70キロの部、100キロの部あり)
この写真、まだ山の麓付近
一見、キツそうに見えるけど(見えない?)序の口。
ランナーが写ってる方の傾斜はシーのドナルド坂くらい。
そこが平坦に感じるほど他の傾斜がキツイ。
登りで太ももがボロボロ、下りで膝がガクガクの難コース。
【レースレポ】
早朝4時、スタート!
写真だと分かりづらいけど霧が出ていて幻想的。
2キロ地点を過ぎると名物、山越えの超急坂登り。
街灯が全く無い山道、ヘッドライトを消すとこんな感じ
デジカメが壊れたわけじゃないよ
恐怖!コースアウトで崖っぷち事件
激坂のあまりの辛さに半泣きしながら山頂に到着。
濃霧で視界2〜3メートル。
ここからは走り出したら止まらない地獄の超急坂下り。
危険すぎる、歩く?
いやいや、登りのタイムロスは下りで取り返さなくては。
そんな訳で、"カン"で走ることに。
腹をくくって走り出した直後、事件は起きた。
足元にビシャビシャという冷たい感触と抵抗感。
水たまり?違う、これヤバイ!!!
直感的に危険を感じて急制動。
ライトで足元を照らすと草が生い茂っている。
完璧な(?)コースアウト。
コースに戻ろうと振り返ると・・・戻るべきコースが見えない。
視界悪すぎ・・・
この時は状況がわからなかったけど、空が明るくなり始めた2周目にその場所を見たら、あと3〜4メートル走ってたら崖っていう場所。
背筋が凍る思いがし・・・なかった。
これはネタになる♪
【教訓】
安易な思いきりの良さはただの無謀
恐怖!50キロ走ったのになぜか体重が増える事件
激坂の他にこの大会には名物がもう一つ。
エイドのメニューが喫茶店なみ
日本一と噂の豪華絢爛メニュー。
これは絶対に楽しまなくちゃ♪
3周目(30キロ)終了
ここまでは山頂のエイドで周回毎にコーラ、水、ウーロン茶、梨、バナナ、アンパン、梅干し、饅頭、レモン、カステラしか摂ってない(←十分 喰ってる)。
メインのエイドで休憩を兼ねてエネルギー補給。
10種類くらいあったかな?ドリンクも豊富
ポカリ1/2などランナー目線の気遣いもありがたい
サンドイッチ・おにぎり他各種いただきます♪
おでん。一通りの具をいただきます♪
具だくさんのお蕎麦。うどんも選べます♪
おしるこ。お餅を入れ忘れた・・・
〆のコーヒー
再スタート。
なんか体が重い。
気温が高くなってきたからか?(ただの喰いすぎ)
あれだけ気合を入れて3周目まで走って登りきった激坂をところどころ歩くハメに。
(2つ目の山越えは根性で走りきる)
4周目(40キロ)終了
さっきは無かったメニューが並んでる♪
餃子スープ
カレーライス
焼き餃子(胃袋の限界を感じて1個だけいただく)
※カレーを食べたお茶碗で食べてる(洗い物を増やしたら申し訳ない)ので写真の見栄え悪いけど味はサイコー
〆のコーラ
〆たつもりが「パスタあります」の声にもう一休憩
「チャンポン最後です」と聞いたら食べないわけにいかないでしょう♪
デザートはチーズケーキ
もう一度〆のコーラ
休憩し過ぎて6.5キロ地点で追い抜いた組長&Tママの徒歩組に追いつかれる。
走ってる人が歩いている人に3.5キロの距離を逆転されるって・・・ウサギとカメ?
もう少し待ってたら別のメニューも出るかな?
が、現実逃避もしていられないから再スタート。
体はさらに重く、1つ目の山越えどころか、2つ目の山越えさえも歩いてしまう。
【教訓】
人間は満腹になると闘争心を失う(←もっと早く気が付け)
結果、走る前に計った体重より、50キロ走った後の方が500グラム増えてました・・・。
(ちなみにゼリー、プリン、ヨーグルト他、写真に撮りきれなかった食事がまだまだたくさんありました。完走後にいただきました♪)
食べ過ぎのツケ再び!奇跡のザンネン過ぎるリザルト事件
ウルトラマラソン完走翌日の夜、大会公式HPを見てたらもう大会記録が発表されてました。
50キロの部をチェックすると・・・
え?あれ?なに?
何と10位!(男子7位)
4周目と5周目にあれだけのんびり食事してたのに?
単純計算だけど2回の食事に費やした時間は約60分。
これを差し引くと・・・
なんと50キロの部で3位!
もちろん、現実はそんな単純じゃないけどね。
エイドはフィニッシュ後でも利用して良かったんだから、そうすべきだったか・・・
(だって、走ってる最中に腹減ったんだもん)
【教訓】
ご利用は計画的に
【まとめ】
コースも楽しく、スタッフ皆さんのお蔭で50キロが飽きることなく走れました。
横浜マラソン、柴又100K、いずれも思い出は美化されてるけど走ってる最中は辛かった。
でも、この大会は走ってる最中から楽しくて楽しくて♪
(100キロの部だったらそんな悠長な気持ちにはなれなかったかもしれないけど)
出走ランナーは250人にも満たない小さな小さな大会だけど、それだからこそ素朴な手作り感があり、人の温かさを感じらる素晴らしい大会でした。
ランナー同士の会話や励まし合いはウルトラマラソンならではの楽しさ。
沿道で応援してくださった住人さん、観光客さん、自転車乗りさん、ネットで応援してくれたみんな、ありがとうございました。
深夜から夕方まで付き合ってくれた組長、アフターも含めて常に笑いを提供してくれました。
走る体を作るための普段からの食事を含め、走ることについて快く協力してくれるTママのサポートがなければこんな経験できません。
言葉は少ないけど、長い感謝の言葉は必要ないよね(わかってもらってるつもり)。
たくさんの人の支えがあって走らせてもらっているんだな、と改めて実感。
また次のレースも楽しんで頑張ります!
【おまけの写真】
宿代ケチって車中泊
心強い応援団
こんなクマならいくらでも出没してほしい
※クマは出没しませんがイノシシに注意してと言われました
スタート&ゴール付近にある日本一大きな狸
真っ暗なコースは前走者の尾灯、ガードレール、白線がたより
1つ目の山越え、高舘山から見える唯一の景色。雲海が綺麗
朝靄の中を黙々と走るランナー
写真じゃわからないけど木々の間から差す放射線状の朝日はとても幻想的でした
- 2016.09.29 Thursday
- マラソン
- 23:59
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- by ベア